赤外線が住宅の断熱を変える!! 断熱システム=断熱材・反射材
近年の住宅技術の進歩には目をみはるものがあります。
しかしながら断熱技術については、大変重要な事柄を見落としていると言わざるを得ません!
熱の三原則・・・「伝導」・「対流」・「放射」
省エネ住宅を造るに対してやはり、断熱効果と言うものがおおきなウエートをしめると言う事は言うまでもなく、皆様方ご承知だと思いますが、それなら熱の移動のメカニズムを把握して、省エネ住宅に取り組んで住宅造りをやっているのかな??
すこし疑問がありますね。
現在市販されてる断熱材のほとんどが、伝導、対流、だけを追いかけて放射熱に対する対策がとられているものは、皆無に等しいと言っても過言ではないでしょう!
「放射熱」と言うまでもなく「赤外線」対策がここまで置き去りにされていたのが不思議なくらいであり、この放射熱による熱損失が意外なほど大きいのをご存知でしょうか。
壁体内の熱損失・・・空間を持つ場合
この図は「伝導」「対流」「放射」の熱損失量を表し、赤外線がいかに重要か忘れてはならないことを示しています。
壁体の構造で、例えば数ミリの空間がある構造だと熱損失のうちに占める放射による熱損失は全体の60%にも及ぶ事が米国の実験で報告されており、決して見逃してはならない重要なポイントです。
ほとんどの建築物では壁体内に通気のための空間があるために、放射による熱損失がいかに大きいか解ります。この一番大きい熱損失をどうすれば制御できるかが重要なポイントです。
現在市販されてる高性能プラスチック系断熱材でも、その構成が樹脂と気泡から成り、樹脂部分の伝導と気泡内の輻射により、熱を「遮断」 することはできません。
それぞれ性能に差はありますが断熱材そのものが暖まってしまうことにより、「放射」により外え熱を逃がしてしまいます。
結局のところ熱を止める断熱材ではなくて、「熱減速材」でしかなかったのです。
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